赤い鳥 コンプリート・コレクション
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赤い鳥 コンプリート・コレクション 赤い鳥 定価: ¥ 15,750 |
赤い鳥の楽譜
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カスタマーレビュー
赤い鳥を満喫、良質のポップス満載です。
「翼を下さい」のグループとして知っている世代が多くなりました。赤い鳥は1969年の登場、その「翼を下さい」の発売が1971年ですから、そのときから数えても37年経っています。このボックスはそんな赤い鳥の全てを追体験できる貴重なセットです。沢山の解説もうれしい。
オリジナル全アルバムのほかにレアトラックスが編集されています。貴重な音源が沢山ですが、なかでも第3回ライト・ミュージック・コンテストでのライブレコーディングは素晴らしい。この「Come and go with me」と「竹田の子守唄」で、フォーク部門のみならず、総合グランプリを受賞しています。実は、この大会に、小田和正氏のジ・オフコースが東北地区代表で出場していて同様に素晴らしい演奏をしているのですが、参加するまで絶対の自信を持っていた小田氏が赤い鳥の演奏を聴いて、かなわないと思ったと言っていた(と、友人から聞きました)。当時のライブレコーディングとは思えないほどの完成度の高さ。やはり、赤い鳥は素晴らしい。ちなみに、この第3回L.M.C.コンテスト全国決勝大会は東京厚生年金会館で1969年11月2日開催されたのですが、このボックスに収録されている最も早く世に出た曲、「お父帰れや」と「竹田の子守唄」はURCから1969年10月に発表されています。といっても一般発売ではなく、会員制のクラブの第5回配布としてでしたが…。その後、1970年6月に「FLY WITH THE RED BIRDS」(ロンドン録音)をコロンビアから発売。その後は、ヒット曲だけではなく、アルバムで真価が認められるグループとしてみんなの心に響いていくのです。
時代がフォーク・ブームだったこともあって、フォーク・グループとしてまとめられることが多かったのですが、今改めて全曲を耳にすると、優れたポップス・グループだったと実感します。時代を感じさせない良質の音楽で満ち溢れているボックスセットです。
参考までに、「第3回全日本ライト・ミュージック・コンテスト グランプリ1969」(UICZ-8013) で、このときのジ・オフコースや後のチューリップの財津和夫さん率いるザ・フォーシンガーズの演奏を聴くことができますので、そちらもどうぞ。
故郷喪失の鳥
ごく客観的・公平にみて、世界でもこれほどたくさんの美しいメロディーを量産してくれたバンドは無い。たんにメロディーが良いだけでなく、70年代初頭の独特の雰囲気がある。激しかった60年代が、疲労し、すこし退廃してきたような雰囲気。樹村みのりや真崎守のマンガの世界とどこか似ている、と書くと異論が出るかもしれないが。叙情的だが、センスが良いのでスッキリとしていて、どこか生真面目なのだ。「故郷へ帰りたい。でももう故郷など何処にもない。」といった感情が全体のモチーフになってるように思える。
オール・ナイト・ニッポンのミニ・ライブで演奏した「カーペンター」という名曲も入れてほしかった。
やはりすごい彼らの音楽性
久しぶりに彼らの懐かしいハーモニーを聞き、40年近く前のことを思い出してしまいました。今聞いてもやはりうまいなと思わずニヤッとしてしまうと同時に、あの当時にこれほどの音楽性をもっていたという驚きを改めて感じてしまいました。
当時関西では神戸にポートジュビリー、大阪にシティージュビリーという主に学生のフォークバンドを中心とした団体があり、私のバンドも活動していました。
西岡さんの5つの赤い風船は少し先輩ですが、谷村新司さんのロックキャンディーズ、甲南大のフォースアベニュー、関学のダボーズ、立命館(佐竹さん)のウッディーウー、金森章介さんのちいさなオルフェ、阪大のマイケルズ、杉田二郎さんのジローズなど名前を挙げるときりがないほど、多くの素晴らしいバンドがありました。その中でも京都外大、関学、武庫川女子大などの人達が集まり、洗練されたサウンドを作った赤い鳥はその音楽性のレベルの高さから言って別格だったと思います。
個人的に好きな曲でお勧めは、ディスク1の『恋はフィーリング』(潤子さんの声と英語の発音が素晴らしい)、『COME AND GO WITH ME』(ディスク12のL.M.Cの時のギターのカッティングの良さや、ディスク5のスタジオライブ時のベースを強調し掛け合いがより高度になったところ。この曲は歌詞の5(FIVE)から6(SIX)を歌ったあたりで、かなり舌がもつれますが、大川さんはスタジオライブの時は完璧に歌っています)。
『竹田の子守唄』の素晴らしさは言うまでもありませんが、L.M.C時、URC、シングルの各バージョンが聞けるので、それぞれの良さを味わうことが出来ると思います。
何はともあれ、このCDは何枚かのLPや、昭和49年の中野サンプラザでの解散コンサートのテープと共に永久保存版にしたいと思います。
日本人でよかった。凄いですよ。中身は。
リアルタイムで聴いたわけではないのですが、良すぎます。和声ポップスの原点として聴くのも良し。しかし、「竹田の子守唄」の余りの凄み、アシッドフォークです。ライブの「もうっこ」は更に壮絶です。当時のマイナーでありながらもバカテクのイギリスのジャズロックバンドのライブを想起させる展開は、私の赤い鳥への既知感を見事にひっくり返してくれました(いい意味で)。
「竹田の子守唄」のソロは山本潤子で替え歌の「人生」(アレンジが無茶苦茶素晴らしい)は平山郁代です。モダンな歌唱の山本と、正統派の平山、どちらも凄いです。レアトラック集に収められた、CM曲の数々も70年代初頭が香りがいっぱいです。
まだまだ発展途上でした。もっともっと続けていたら、日本のポップスも変わったかも。といえるグループだと思います。もったいない。でもこのCDコンプ、宝です。
せっかくの遺産が…
発売を心待ちにして購めました。新井、平山の両女声のヴォーカリストとしての力量には鳥肌の立つ思いですし、後藤悦治郎さんの音楽性の豊かさ。約30年を経てあらためて聴く赤い鳥が如何に素晴らしい音楽集団であったかを思い知らされました。
この素晴らしい音楽の遺産を、しかし台無しにしているのがマスタリングです。ここではお名前を出すのは控えますが、大きく音楽性を損なってしまうほどのお粗末なマスタリングに心底ガッカリしています。
試しにLPを取り出し比較視聴してみましたが、テイクが違うかと思うほどに赤い鳥の音楽は歪められています。
ソニー・ミュージックには猛省を望み、これだけの音楽に関わるにふさわしいエンジニアによってマスタリングし、あらためて発売をしていただきたいものです。
付録されたブックレットにはメンバー間にあった確執がありありとうかがえて、その意匠から受ける印象とも少々寂しい思いにはなりましたが、資料性は高いと考えられ、当時のフォークファンなら是非目を通しておきたいものです。本来であれば喝采を叫び星5つを献上したいところですが、ただマスタリングのまずさにより最低の評価となってしまったことが残念です。
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