グランド・ファンク・レイルロード

by You 都市

 蒸し暑い夏の土曜の午後、高校生だった僕は期末試験が終わったことを幸いに名古屋納屋橋の某大手楽器店のビルに向かっていた。情報によればグランド・ファンク・レイルロード(略してG.F.R)と名乗るロックバンドのフィルムコンサートがあるという。高校生はそれを目当てにアスファルトからのきつい照り返しの中、ひたすらそのビルに向かって広小路通りを歩いていた。

 当時少し名前が売れ始めていた彼ら(G.F.R)の音楽は、その音楽性とかメロディラインとかテクニックとかいった話題はこれっぽっちも話題になることはなく、その代わりにその爆発的な大音響とか、アンプの電力が何百ワットであるとか、うず高く積み上げられたP.A.システムのスピーカーの高さは何メートルで、幅が約何メートルであったとか…。当時、僕たちはそんなニュースをむさぼるように入手していたことを覚えている。

 見たことのない動いている彼ら「爆走狂喜列車」3人組の姿を想像しながら、温かい汗が背中をツーッと流れるほどに歩いた頃、会場の扉の前に僕は立っていた。次の瞬間、冷房の良くきいた静かなフロアに長髪の大学生と大人達に混じって、自分の居場所を見つけ出せないままじっと映像が始まるのを待つ僕がいた。

Grand Funk LIVE ALBUM それはとんでもなく大きな野外コンサート会場。何万人もの観客が真夏の炎天下に、GFRの出番を待っている。すると…♪ I’m sittin’ here lonely…♪ と歌が始まった、何かで頭を打ち砕かれたような大音響でその曲「孤独の叫び」は始まった。これには驚いた、自分の中からアドレナリンが沸々と湧き出てくる時のように、身体全体にエネルギーが注入されたような気がした。そしてその次の瞬間、僕の中の何かが大きく確実に変わっていくのが感じられた。(Grand Funk LIVE ALBUM)

 四畳半フォークとか、反戦歌やメッセージソングなど妙に理屈っぽいスタンスで音楽と向かい合っていた僕には、その日から気持ちに変化が現れた。「ロック」そう、これからはこんな音楽が僕たちに何か与えてくれるのでは…そう思った。いつの頃からかロックこそこれからの時代が必要とする音楽なんだと、そう思うようになっていった。

 フィルムコンサートの翌日、不思議な事がその日の夜に起こった。「ロックエクスプロージョン」という番組で全く同じライブがオンエアされているではないか、偶然風呂上がりにTVの前にいた僕は昼間と同じあのイントロで始まる「孤独の叫び」を見てしまった。その時、僕の中でロックは決定的なものとなった。

1: イントロダクション
2: アー・ユー・レディ
3: パラノイド
4: イン・ニード
5: ハートブレイカー
6: ワーズ・オブ・ウィズダム
7: ミーン・ミストリーター
8: マーク・セズ・オールライト
9: T.N.U.C.
10: 孤独の叫び
11: イントゥ・ザ・サン

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